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食べて、飲んで、作って、たまに自転車


by hibiki
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ル ブルギニオン

ガストロミー ジョエルロブションの感動も覚めやらぬまま
夜に向かったのは西麻布のル ブルギニオン。
特に肉の料理で有名なお店で、しかも内臓やジビエが得意と
お聞きしたので私からもお願いして予約してもらいました。

ル ブルギニオン_f0169012_23531824.jpg

外観。聞いてはいましたが小さい。

元々小さい箱のお店の方が好きなので大いに期待してお邪魔しました。
お店の中も外観どおり、事前のリサーチどおり狭く、テーブルも
小ぶり。
二人っきりでロマンチックに盛り上がるには厳しいでしょうが
私たちには問題ありません。

5000円から1万円までの3種類のコースがあったのですが、
内臓系の料理を食べたかったので1万円のコースとワインは
グラスでお任せでお願いしました。

こちらが初めの一品。
ル ブルギニオン_f0169012_23575076.jpg
こちらはチーズを練りこんだパイ生地に豚のコンフィをあわせたもの。
塩豚、と仰ってらしたので塩漬けして熟成させた豚を使っている
のだと思いますが、肉の旨味とチーズの塩気と香りがお互いに
主張しあいながらマッチしていて、昼のロブションとは真逆の
美味しさに感動しました。

次いで冷たい前菜。
ル ブルギニオン_f0169012_024158.jpg

ホッキ貝とウイキョウのサラダ仕立て。
一番下には硬めに仕立てたウイキョウのクリームがしいてあり、
食感を残した中間のウイキョウ、その上に載せられているホッキの
味と食感の差を楽しむ事が出来ます。
シャキシャキしたウイキョウの食感と、甘味があり適度な固さの
ホッキのコントラストが面白い一品。
肉料理がお得意と聞いていましたが、魚介も十二分に美味しい
と思います。

そして暖かい前菜。
ル ブルギニオン_f0169012_07166.jpg

写真がアレ、ですがフォアグラです。
表面の皮一枚だけをパリッと焼き上げ、内部は最適な火の通し具合。
これほど美味しく火が入ったフォアグラは妻のフレンチの師匠である
多田内先生が焼いて下さったもの以外初めて。(妻が焼くのも美味しいですが)
聞いていた通りやはり肉料理は出色の出来だと思います。

こちらは暖かい前菜の時に頂いたお任せのワイン。
ル ブルギニオン_f0169012_030284.jpg

ソースに合わせて甘めのポート。
ただ、既にこれで3杯目。しかもフォーティファイド(酒精強化)で飲み口が
良いので、調子に乗った妻はこの後睡魔と闘うことになってしまいました。

このお店、セレクトが良くしかもワインの価格も安い(グラスで1000~
1500が中心)ので飲むのが好きな人には良いのですが女性はご注意下さい。

こちらは本日の魚。
ル ブルギニオン_f0169012_0414279.jpg

アカイサキのグリル。
レモングラスを使った酸味のあるソースが苦味のある野菜や甘味の
ある魚と意外にマッチして驚きました。
でもエスニックにはなっておらず、これもやっぱりしっかりしたフレンチ。
本当に様々なアプローチ手法があるものだと感動です。

そしてお待ちかねの肉料理。
ル ブルギニオン_f0169012_0451937.jpg

豚の顔の肉と内臓の焼きテリーヌ。
私の腕のせいで写真がアレですが、表面を香ばしく焼き固められた
テリーヌの内部は使われている素材の食感が十分残されていて
いくつもの種類のテクスチャーを楽しめます。
ナイフを入れたときの感触からして美味しいので、お薦めします。
またポーションも大きく、出し惜しみが無い事も気に入りました。

口直しのソルベの後はこちらでもチーズ。
ル ブルギニオン_f0169012_0502612.jpg

やはり誘惑には抗えません。

デザートはパプリカのプリンを。
ル ブルギニオン_f0169012_0515220.jpg

素材とソースにわざと苦味を持たせています。
甘いお菓子も良いですが、これもまたあり。なるほどと納得しました。

本日の料理、昼と夜の対比がとても面白く、勉強になりました。
ロブションは先端と調和、更に日本を意識した繊細な料理。
ブルギニオンは素材の主張を生かしたパンチのある料理。

どちらももちろん美味しく、こんな店を色々選ぶ事が出来る東京に嫉妬した
夜でした。
by adr_97jp | 2010-05-07 00:07 | 美味しいもの